全国での活動報告

全国での活動報告


エコ・クッキングナビゲーターさんの活動報告
こんなエコ活動、しています!


料理イメージ日ごろから、エコ・クッキングやエコスタイルに取り組んでいらっしゃるエコ・クッキングナビゲーターさんたちは、どんなレシピを考えているの? そしてどんな活動をされているのでしょうか。今月は八重柏正子さんの取り組んでいらっしゃるエコ活動についてご紹介します。



インタビュー


編集部:地元で料理教室を開催されているようですが、どのような教室ですか?

八重柏さん:主に地域(船橋市・習志野市・千葉市)の公民館の料理サークルです。それ以外にも、生活共同組合(ちばコープ)主催の料理講習会に参加することもありますし、大型スーパーが開催しているクッキングコーナーで、栄養士として栄養相談を受け持ったり、料理デモンストレーションを行ったり、また、食育の目線でエコ・クッキングについてお話をすることもあります。

編集部:これらの料理教室では、どのようにエコ・クッキングの技を生かしていらっしゃいますか?具体的に教えてください。

八重柏さん:季節や旬に沿ったメニューを作りながら、地産地消を意識した食材の購入の方法や、廃棄率を減らす方法などをお話しています。そういった行動が、時間やエネルギーの節約につながりますよね。片づけの際に、どうやったら節水できるか、排水口に流れていく水をどう汚さないかなども、合わせてお伝えするようにしています。
また、煮物を作る際、沸騰するまでは大きい方のバーナー、そのあと、弱火でじっくり煮込みたいときには、小さい方のバーナーに変えると理想的な弱火ができて、エネルギーの節約と、作業スペースの確保ができて一石二鳥です。

編集部:毎回多くの方が参加される料理教室のようですが、たくさんの人へ発信するときの心構えなど、ございますか?

八重柏さん:近所からだけでなく遠方から参加される方も多く、年齢も性別も、家族構成も皆さんさまざまなので、まずは一般的でわかりやすいことから先にお話します。そのあと、参加の皆さんに自分が実行しているエコ体験や、エコの技を挙げていただき、参加意識を持っていただいてから話を進めるようにしています。エコ運動は何と言ってもみんなで参加・実行する事に意義があると思うので、身近で些細な意見やエコの技ももらさず、すくい上げていきたいとおもっています。
また、食に関する資格(栄養士・野菜ソムリエ・ベジフルティーチャー・食生活アドバイザー・江戸ソバリエ・日本茶ソムリエ・フードアナリスト)を複数取得しておりますので、取得のきっかけや資格の内容、それによって得た楽しい経験などをフルに発揮して、話題を盛り上げるのに役立てています。

編集部:こういった料理教室をはじめられたきっかけは何ですか?

八重柏さん:元々、料理教室でお仕事をしていました。出産退職後、子どもの幼稚園のママ達に、お迎えまでの時間を活用して、手作りのおやつを作りたいと頼まれたのがはじまりです。連日十数人も集まってしまい、わが子のおやつ作りもままならなくなってしまうほど(笑)でしたので、公共の施設と活動日を決めてはじめたところ、口コミで広がり、いろいろなところから声をかけていただけるようになりました。

編集部:料理教室に参加されるのは、どういった方が多いですか?

八重柏さん:幅広く20代から70代の男女です。一般の主婦の皆さんのほか、比較的多いのが教育・医療・介護職の方で、皆さん食べる事が大好きな方ばかりです!

編集部:参加の方々からご意見をいただくことはありますか?

八重柏さん:いろいろご意見やご感想をいただきますが、一例を挙げますと…。大量のクッキー生地をボウルと手だけで作ったりすると、「それでいいんですか〜! こうして作ると洗い物が減って楽ですね! エコと言うより手抜き?(笑)」なんて言いながら、楽しんでいただいています。

編集部:今後の料理教室のご予定はありますか?その場合、どんなエコ・クッキングをご紹介するご予定ですか?

八重柏さん:

講議風景

皆さんのリクエストにお応えする形で企画することが多いです。たとえば秋でしたら、秋以降に「行楽弁当のエコ・クッキング」と題して、できるだけお弁当のゴミを出さないようなレシピを考えます。また、年齢層の高いクラスでは、「エコ・クッキングで敬老膳」を企画中です。
行楽弁当では、容器と一緒におかずも食べられるようなもので、プリンカップにパン生地を入れて焼き、パンの入れ物のようなものを作り、そのなかにポテトサラダやミートボール・鶏の唐揚げなどを入れ、パンと共に食べるレシピを検討中です。
敬老膳では、乾物(ひじき・切干大根)を利用することで、食材の無駄を省き、ミネラル分の補給を兼ねる方法や、野菜は根つきのものを購入し、後日、水栽培で少量ずつでも収穫し日々の食事の野菜不足を補うこと、煮物と蒸し物を同時調理することで時間・エネルギーの節約をすることなどをお伝えしようと思っています。

編集部:今後、どういった方に料理教室に来ていただきたいですか?

八重柏さん:一人暮らしのご高齢の方々に来ていただきたいです。一緒にお話したり、お食事したりすることはとても楽しいことですし、心身の健康維持や自立支援の一助になると思います。

編集部:今後取り組みたいと思っているエコ・クッキングはありますか?

八重柏さん:高齢者へむけたエコ・クッキングに取り組みたいと思い、現在、ホームヘルパー2級取得のための勉強をしています。その勉強を通して、一人暮らしのご高齢の方と話す機会が多くあります。お話を聞いていると、「幼児食は満ち溢れているのに高齢者に合ったものは少ない」「市販のお弁当は油っぽくて量が多すぎる」「自分で作ると材料がムダになることが多い」「だんだん作るのが大変になってきた」などの意見が飛び出してきます。そこで、エコ・クッキングの要素を応用し、高齢者にも手軽にできてムダがなく、かつ栄養バランスも彩りもよいお料理の作り方をご紹介したいと思っています。

編集部:エコ・クッキング以外にも、生活全般を視野に入れたエコスタイルという観点で、普段心がけていらっしゃることはありますか?

八重柏さん:効率的な時間の使い方をしようと心がけています。「時は金なり」ですね。1日を大まかに朝・昼・晩と考え、それぞれやらなくてはならないことの時間を決め、割りふっています。複数の仕事(料理講師、ベジタブル&フルーツカービング講師、栄養士など)の、それぞれのレシピや作品作り、材料の買い出しなどを上手に組み合わせることで、ムダな買い物を省き、能率をアップできます。家事全般も料理と同様、上手に組み合わせて短時間で同時に終了できるようにしています。

編集部:積極的に料理教室の分野で活躍されている八重柏さん。これからもエコ・クッキングでたくさんの人を幸せにしていただきたいと思います!