全国での活動報告

全国での活動報告


エコ・クッキングナビゲーターさんの活動報告
こんなエコ活動、しています!


活動様子日ごろから、エコ・クッキングやエコスタイルに取り組んでいらっしゃるエコ・クッキングナビゲーターさんたちは、どんなレシピを考えているの?そしてどんな活動をされているのでしょうか。今月は窪田美保子さんの取り組んでいらっしゃるエコ活動と、開発されたレシピについてご紹介します。



インタビュー


編集部:まず、エコ・クッキングナビゲーターになられた経緯を教えてください。

窪田さん:学校栄養職員として40年間働いてきた職場を退職した矢先に、日本経済新聞の広告にあった、エコ・クッキング推進委員会のエコ・クッキングナビゲーター資格取得の記事が目にとまりました。もともとエコに対して意識が低いほうではなかったため、この資格を得ることによって、食生活におけるエコの基本的な考え方・実践方法を勉強できるのではないかと思いました。また、今までの仕事の経験を活かしていけるのでは、と思ったのも事実です。豊かな食生活のなかで育っている子どもたちや若い世代のお母さんたちと一緒にエコを考えながら、食事作りの指導ができればと思い、資格取得を決意しました。



編集部:エコ・クッキングの意識は、いつごろからお持ちでしたか?

窪田さん:終戦直前に生まれ(昭和18年)何もかもが不足していた不便な時代に育った年代ですので、豊かな生活物資に恵まれている現在の生活のなかで、この年(68歳)になるまでいつも「もったいない精神」を持って生活してきました。特に食生活については、買い物から調理、片づけにいたるまで、無駄がないように、捨てるものはできるだけ少なくしようと思って生活してきました。

編集部:そして、小学校の家庭教育学級での指導を受け持つことになったのですね。

窪田さん:

活動様子

はい。エコ・クッキングナビゲーターの資格をとってから、いろいろ学んだことや、教科書や参考書を活かして自分なりに得た知識を、人に伝える活動をしたいと思っていました。退職前、学校栄養職員だったこともあり、真っ先に子供たちに教えたいと考えました。以前同じ学校でお世話になった校長先生に相談したところ、すぐに学校の授業計画に組み入れるのは難しいとのお話を聞き、まずは、お母さん方を対象に活動している家庭教育学級なら年度の活動内容のなかにすでに調理実習の授業が組み込まれているので、そこで、「エコ・クッキングの実習」というテーマで授業をしてはということになりました。お母さん方が学んだことを、家庭で子どもたちと一緒に実践することによって、エコ・クッキングの基本を普及できるとも思いました。

編集部:今回は、ブロッコリーを使いきるレシピを紹介いただきました。このレシピを開発されたきっかけはなんですか?

窪田さん:まず、実際の授業の前に、小学校の家庭教育学級の役員の方々に事前の打ち合わせを開いていただき、エコ・クッキングの意義を説明して、日常のキッチンですぐに活かせる内容の授業にしたいことを話しました。その話し合いのなかで、ブロッコリーの芯を捨てているお母さんが多かった(7人中6人)ため、実習日の11月中旬はブロッコリーが出回る旬の時期でもあるので、ブロッコリーの料理と、捨ててしまいがちなブロッコリーの芯を活用した料理を合わせて「ブロッコリーのまるごと料理」と名前をつけました。

編集部:では、窪田さんのおすすめのエコ・クッキングの技はなんですか?

窪田さん:人が目を向けないような食材にもおいしい食べ方があると思います。捨ててしまうのはもったいないですよね。最近凝っているのが、味が悪いと言われて、農家の畑に捨てられている里芋の親芋を活用したエコ・クッキングです。たとえば、里芋の親芋をせん切りにしてネギ、ニンジン、ニラなどの野菜とまぜてチヂミ風に焼く「里芋入りチヂミ」。また、里芋の親芋を茹でたり、蒸したりして柔らかくしてつぶし、上新粉とかたくり粉をまぜてこね、だんごにして茹でた「里芋だんご」はいかがでしょうか。茹でたあと冷凍保存しておくことによって、いつでも使えます。

編集部:これから取り組んでみたいエコ活動はありますか?

窪田さん:

活動様子

食卓を見れば環境破壊がわかるといわれているように、現在の豊かで便利な生活のなかで、特に食生活は地球温暖化、水不足、エネルギー問題、ゴミ処理問題など多くの課題に直結していると思います。そのなかで身近で実行できそうなことはなんだろう、と思うとき、形や色が少し悪いために捨てられていた農産物の活用を考えないわけにはいきません。少しでもムダに捨てられるゴミの削減に役立つ活動ができればと考えています。
そして、これからの世代を担う若い方や子どもたちに、家庭の食事はお金で買うものではなく、環境問題を考えながら愛情を持ってつくるものであることを、伝えていける場を通して活動ができたらよいと思っています。

編集部:エコ・クッキングにかぎらず、生活全般においてエコを意識していることはありますか?

窪田さん:はい。たくさんありますので、そのなかからいくつか挙げますね。
  • 手洗いの時、石鹸をつけて手をこすっている間は水を止めているなど常に水の節約を意識する。
  • 洗濯は、すべて風呂の残り湯を使う。
  • 壊れたものは、すぐ捨てずに修理して使う。
  • 金券として使えるエコポイントカードを使って買い物をする。
  • 必要以外の電気器具の使用を控える。
  • 台所用の洗剤、洗濯用の洗剤などの使用量を少なめにする。
  • 生ゴミはゴミとして出さず、全量堆肥に再生し家庭菜園で使用する。
  • 農家で捨てられている農産物の規格外品を使用したり、近所の主婦の方々にもおすすめする。


編集部:窪田さん、すぐに使えそうなエコの技を教えていただいてありがとうございます。これからも、積極的にエコ活動に取り組んでくださいね。



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ブロッコリーのまるごと料理


ブロッコリーのまるごと料理

エコポイント
ブロッコリーの茎もあますところなく使う。
キムチなどの漬物を使うことで、調味料が少なくて済む。
同じ鍋を使いまわす。

ブロッコリーのおかかマヨネーズ和え



材料(4人分) 分量
ブロッコリー小1コ

 

少々

 

おかかごまマヨネーズ 

 

マヨネーズ大さじ2

 

かつおぶし1袋(3g)

 

白すりごま大さじ1

 

醤油大さじ1/2

 



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作り方


下準備 0 下準備 段取りを考えて調理する使う道具は少なくため水で汚れの少ないものから洗う
 
調理 1 ブロッコリーは茎から房を切り取り、小房に分ける(茎はとっておく)。
 
2 塩少々を入れた熱湯で1を固めに茹でる。
 
3 2の茹で汁をきり(茹で汁は下洗いに活用)、再び鍋を火にかけてブロッコリーを入れ、中火にかけて水分をとばす。
 
4 鍋底を水につけて粗熱をとり、ブロッコリーを取り出して冷蔵庫で冷やしておく。
 
5 おかかごまマヨネーズの材料をまぜておく。
 
6 4のブロッコリーを5で和える。
 
片づけ 7 片づけチラシのゴミ入れを使う古布で拭いてから洗う洗う順番を考える茹で湯やため水で洗い物をする
 

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ブロッコリーの茎入りチヂミ



材料(4人分) 分量
魚肉ソーセージ1本(75g)

 

ブロッコリーの茎1本分(60〜80g)

 

少々

 

白菜キムチ50g

 

ピーマン小3コ(60g)

 

いりごま大さじ1

 

A 

 

小麦粉50g

 

かたくり粉30g

 

小1コ

 

70t

 

少々

 

醤油大さじ1/2

 

ごま油小さじ4

 

B 

 

大さじ1

 

醤油大さじ2

 

砂糖小さじ1

 



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作り方


下準備 0 下準備 段取りを考えて調理する使う道具は少なくため水で汚れの少ないものから洗う
 
調理 1 魚肉ソーセージはたて半分に切り、小口切りか、斜め薄切りにする。
 
2 ブロッコリーの茎は皮をむき、たて4〜6等分して、小口切りか斜め薄切りにする。
 
3 ピーマンはたてに半分に切って種をとり、横向きに千切りにする。
 
4 23をかた茹でにして水にとり、冷やしてから水を切っておく。
 
5 白菜キムチは汁気をしぼり、小口切りにするか、細かくきざむ。
 
6 ボウルにAの材料を入れてまぜ、145を加える。
 
7 フライパンにごま油(小さじ2)を入れて中火で熱し、6の半量を入れて3〜4分焼き、返してまた3〜4分焼いて火を通す。まわりがカリカリになるまでおさえながら焼く。もう半量も同様に焼く。
 
8 食べやすい大きさに切って器に盛り、好みで酢醤油(B)をつけて食べる。
 
片づけ 9 片づけチラシのゴミ入れを使う古布で拭いてから洗う洗う順番を考える茹で湯やため水で洗い物をする